金メダルでも「村民栄誉賞」がもらえない… パシュート「菊池彩花」村八分騒動

スポーツ週刊新潮 2018年3月8日号掲載

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菊池彩花が「村民栄誉賞」をもらえない「村八分」騒動(上)

 日本が平昌五輪で獲得した金メダルは計4個。そのうちの一つを手にしたのが、スピードスケートの菊池彩花(30)だ。彼女の地元、長野県の村では「村民栄誉賞を」の声も上がるが、その一方で、とある過去の遺恨からヒロインが村八分にされかねない空気も漂い……。

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 目標の9個を上回り、最終的に13個ものメダル獲得に繋がったのは、大会終盤に金メダルを獲った彼女たちの活躍が好影響をもたらしたからに違いない。

 スピードスケートの団体競技、パシュートのメンバー、高木美帆(23)、高木菜那(25)、佐藤綾乃(21)、そして菊池彩花の4人組だ。

 運動部記者の話。

「決勝に出場した高木姉妹と佐藤の活躍は言うまでもありません。ですが、菊池の存在も大きい。まず、第一に今大会の日本代表の中で1、2位を争う美人。また競技では決勝に向けて佐藤を温存するため、代わりに準決勝を滑って繋げた。そこで負けていたらメダルはなかった。身長170センチの体を生かして高木の風除けを務めた。彼女の献身的な滑りも金メダルへの原動力となりました」

 さらに、スポーツライターの折山淑美氏が言うには、

「菊池は、2年前に大怪我をし、再起不能とまで言われました。それを克服して昨年の最終選考会で代表に選ばれるまでに復活したのです。今回のメンバーの中では4番手の扱いでしたが、他の選手たちは苦労を知っている彼女だけに心強かったことでしょう」

 菊池は、パシュートの他に、今回、個人種目の1500メートルと3000メートルにも出場。いずれもメダルには届かなかったが、前回のソチ五輪にも出場したベテランの“復活”があったからこそ、チームはまとまることが出来たというわけだ。

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