「眞子さま」へ背伸びした「小室圭さん」の“身の丈” 高すぎたICUの学費

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 ロミオとジュリエットを引くまでもなく、妨げられた恋が一層燃え上がるのは古今東西の理である。ご結婚延期が発表され、事実上の“ご破算”という局面を迎えつつある秋篠宮家の長女・眞子さま(26)と小室圭さん(26)。その齟齬は、いかにして生じてしまったのか。

 目下、若いお二人は言い知れない試練に直面している。2月6日に宮内庁が発表した「再来年に延期」とは、少なくとも“無期限凍結”、実際には“なかったことにするための準備期間”を意味するのは明らかである。

 年末から年始にかけ、本誌(「週刊新潮」)を含む複数メディアが、小室さんの母・佳代さん(51)の430万円にのぼる借金トラブルを報じた。かつて婚約関係にあった60代男性から生活費や学費などの資金援助を受け、関係解消後に返済を求められた母は、息子ともども「貸与でなく贈与」だと主張、未だ返済はなされていない。さる宮内庁関係者が言う。

「秋篠宮ご夫妻はもちろんのこと、眞子さまご自身も事前にこの件をご存じなく、報道でお知りになって動揺しておられました。最初に報じられた12月中旬、紀子妃殿下はさっそく先方の佳代さんに直接お電話され、ことの次第をお尋ねになっています」

 その後、紀子妃や眞子さまが御所へ参内されるなど、事態は激しく動いたのだが、

「事前に打ち明けてくれなかったことで、眞子さまの小室さんに対するお気持ちは微妙に変化しました。ですが、今なお小室さんへの愛情は変わらないままでいらっしゃるのです」(同)

 佳代さんの借金トラブルの相手方となった男性・山田さん(仮名)は、これまで本誌にこう話していた。

〈佳代さんから電話があるたび、お金の話を持ち出される。そんな姿に嫌気がさして、私から婚約解消を切り出しました〉

〈圭君は私の資金でICUに進学でき、米国留学もできた。その過程で眞子さまともお知り合いになり、ご婚約に至ったわけです。なのに、一言の礼もないのが残念でなりません〉

 小室さんの父・敏勝さんが2002年春、不幸な死を遂げたことはすでに報じられている。残された母子は懸命に日々を生き抜き、“先立つ物”の有難味は身に染みているはずだ。母親に返済を迫った元婚約者に、圭青年が「贈与だと思っている」と返したのも頷けなくはない。とはいえ、こうした問題を抱える家庭に、将来のお世継ぎのお姉さまとなる内親王が嫁いで来られるといった状況は、およそ好ましくはあるまい。

「安分守己」――。本分を守り、身の丈にあった生き方をして己を持するとの意である。「インターナショナルスクール」「ICU」「海の王子」「米国留学」などと、煌(きら)びやかなフレーズが並ぶ青年の経歴と実際の暮らしぶりとの間には、残念ながら大きな乖離があったのは疑うべくもない。

 そして、これこそが今回のあらぬ局面を招いた、小さいながらも致命的な齟齬の原点ではなかったか。

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