北方領土イベントに「とにかく明るい安村」のなぜ

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 1855年2月7日。日露通好条約により、択捉島の先に国境が定められ、北方四島が日本の領土と確定した。それから120年余り、1981年から同日は北方領土の日に制定され、前後にイベントが各地で行われる。さて今年、白羽の矢が立ったのは裸芸のあの男──。

「お笑い芸人のとにかく明るい安村さんが北方領土イベントに登場しました」

 とは地元記者。

「12日まで札幌市で開かれていた第69回さっぽろ雪まつりに、北海道庁の北方領土対策本部がブースを出展。11日にゲストとして呼ばれたのです」

 当日、ステージ前には老若男女1000人以上の観客が集まっていたという。

「登壇した安村さんは最初の数分、自身のネタを披露していました。いつもの“安心してください、穿いてますよ!”でした。小さい子は喜んでましたけど、北方領土とはまったく関係ないネタでしたね」(観客)

 その後、北方領土に関する○×クイズを司会者が出題し、30分ほどでイベントは終了。

「安村さんが会場の盛り上げ役。なぜ、彼だったのかは分かりませんでしたが……」(同)

 主催した北海道庁の担当者によれば、

「領土問題が未解決の中、今回の趣旨は次世代への継承でした。若い人に知ってもらおうと、北海道出身の安村さんにお願いしました」

 もっとも、実際の領土問題は、

「ロシアは自身の領土であることを誇示するかのように、この7日をめがけて、国後島周辺で軍事演習を行いました。5月にロシアを訪問する安倍総理は都内のイベントで、“私とプーチン大統領が終止符を打つ”と挨拶し、意気軒昂なのですが……」(先の記者)

 パンツ一丁の芸人には荷が重すぎる!

週刊新潮 2018年2月22日号掲載

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