センター試験「900点満点」高校生はあの名門校生徒

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文武両道

「先生が“センター満点の子がいた”と話すと、教室中がどよめきました。運動部で足も速い高田翔太くん=仮名=だというのは、すぐ広まりました。あの人は高1のときから勉強がものすごくよくできて、“ヤバいね”というのは、下の学年でも有名です。科学五輪とかにも挑戦していたはずだと思う」

 そう語るのは、都立日比谷高校の生徒のひとり。別の生徒は、

「模擬試験で全国レベルの成績をとるくらい頭がいいけど、運動もできて、やさしくて下級生からも慕われる優等生です」

 少女漫画に出てくる万能少年、ということか。幼なじみによれば、

「ガリ勉タイプではなかった。おかあさんは、どちらかというと放任主義で、彼は自主的に勉強するタイプ。お父さんが海外勤務もある会社員で、小学校時代は海外生活も経験していた。中学時代から飛び抜けてできたけど、それをひけらかすこともない、いいヤツでした。弟は別の都立名門校に通っているんですけど、やっぱり文武両道でめちゃくちゃ優秀です」

 息子3人と娘1人を東大理科三類に合格させた佐藤亮子さんがいう。

「家族が放任だったとすれば、やはり精神年齢が高く、精神力が強かったのでしょう。そうでなければ、高校生が自分で日々の生活や勉強計画をマネジメントするのは、難しいですから」

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