異状死の9割解剖されず… 石原さとみ熱演で分かった日本の「アンナチュラル」

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 これならシリーズ化も十分アリか。法医学の世界をテーマにした石原さとみ(31)主演のドラマ「アンナチュラル」。その評判が玄人からもすこぶるいいのだ。が、一方、現実の法医学界に目を向ければ、実は、世界の常識ではあり得ない、まさに“アンナチュラル”な事態に陥っているという。

 ドラマは、死体を解剖する架空の「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台に、「死」の裏に隠された謎を解明するという法医学ミステリー。石原の他に窪田正孝(29)や松重豊(55)などが脇を固め、一昨年ヒットした「逃げ恥」の野木亜紀子が脚本を手掛けている。

 ライターの吉田潮氏は、

「今期のドラマの中ではピカイチじゃないでしょうか。ここ数年、石原さとみは女の子たちの憧れのような可愛い存在を演じていましたが、今回はクールな一面を上手く演じ切っています」

 彼女の熱演を褒めたうえ、

「専門的な題材に加え、女性差別の問題や労働問題にまで斬りこんでいる。まるで海外の人気ドラマのような雰囲気があります」

 今のところ、最高視聴率は13・1%だが、今後、さらに数字が伸びるのではないか、と期待を寄せるのだ。

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