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古都「奈良」にやっと「外資高級ホテル」のワケ
志賀直哉は随筆「奈良」で、〈食ひものはうまい物のない所だ〉と書いた。そんな古都・奈良に、初の外資系高級ホテルが誕生する。
2020年春に、米マリオット・インターナショナルが展開する最高級ブランド「JWマリオット」が、平城京跡にほど近い場所にお目見えするのだ。地上7階の建物には、スイートを含む150の客室とプールやレストランにバーも揃う。土地の所有者である奈良県と、今月末に譲渡契約を結ぶ予定と話すのは、事業を担う不動産開発大手の森トラストだ。
「県内には同様のホテルがないため、増加する外国人観光客、特に中長期滞在の需要を見込んでいます」
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おじさんはなぜフィリピンパブにはまるのか 『フィリピンパブ嬢の社会学』で読み解く本音
ホステスやキャバクラ嬢に、ついついはまってしまった、という経験を持つ人は少なくない。多くの場合は、単に男性側が貢ぐだけで終わる。そんなことはわかっているはずなのに、「俺だけは特別だ」と思わされてしまうのである。
『フィリピンパブ嬢の社会学』(中島弘象・著)は、著者が研究のために行ったはずのお店で働くホステスと恋に落ちて……という異色の体験を軸に、日本におけるフィリピンパブの実態を描いたノンフィクション系社会学だ。
中島氏の場合、20代前半でフィリピンパブに「はまった」ことになるが、実際のお客には若い人は少ない。...
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