映画賞総なめの菅田将暉を困惑させた「ベストフンドシスト」大賞受賞

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見事なふんどし姿で受賞

「私たちも勝手に決めているわけではないんです。まず候補があって、事務所に受けていただけるか確認してから決めています。今回、菅田さんに決めたのは、大河ドラマ『おんな城主 直虎』、そして主演映画である『帝一の國』における見事なふんどし姿、そして昨年のご活躍に対して授賞されました。菅田さんのおかげでSNSでの広がり方も違います。ふんどしの認知度をより広げていただけたと思っています。そして来年以降は、断られることもないかな、と」

 菅田将暉には副賞として、赤いリネンの越中ふんどしが贈られたという。

 それにしてもなぜ、中川氏はふんどし協会の会長を務めているのか。

「もともと私、兄の会社で働いていたんですが、仕事も出来ないダメ社員だったんです。その上、2011年の東日本大震災にショックを受けて鬱病になってしまったんです。会社も辞めざるをえなかった。落ち込んでいると、取引先の社長が、“締めると元気が出るよ”と勧めてくれたのがふんどしだったんです。祭のイメージしかなかったふんどしですが、使ってみると快適だし、気持ちも引き締まることにビックリしまして。鬱病が治るきっかけにもなってくれたと思っています。ちょうど、ステテコがお洒落になって若い人も使うようになってきたので、ふんどしもいけるのではないかと、会社を作ったのが11年12月でした。といっても社員は私1人。生地は国産、縫製は福島県の被災地だった田村市の会社とパートナーシップを結んでいます」

 同時に日本ふんどし協会も立ち上げたという。

「私が会社を作る前から、ふんどしメーカーってありましたからね。それでブランドを集めて協会として普及に努めているんです。現在、協会への加盟は15社です」

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