「大塚家具」72億円の巨額赤字でも、「久美子社長」は本日も反省の色無し

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 ハデな父娘ゲンカから3年――。大塚家具の“かぐや姫”こと大塚久美子社長(49)が決算発表に登場し「今期は赤字だが1株当たりの配当は40円、来期は60億円の売上が見込める」と淡々と説明。あのクールビューティーはいまや能面のようだったとも……。

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 2月8日、大塚家具の大塚久美子社長が2017年12月期の決算説明会に登場。ほとんど終始、硬い表情のままだったとは経済部記者だが、無理もない――。

 過去最悪と言われた16年12月期の45億6700万円の赤字、を遙かに上回る72億5900万円の大赤字となることが発表された。これで2期連続となる赤字に加え、現金及び現金同等物(現預金)の期末残高は18億600万円であることも公表されたのだ。

 業界紙記者が呆れて言う。

「久美子社長が父である大塚勝久前社長(74)と骨肉の争いを演じたのは2015年のこと。その年の12月期には約110億円あった現預金が、わずか2年で18億円になるとは……。売上高も激減しているとはいえ、年商410億円あるなら、現預金は10%は残るのが普通です。それが手元に18億円しかないなんて、惨憺たる結果です」

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