経済評論家・三橋貴明氏が自らの“夫婦喧嘩で逮捕”の顛末を語る

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妻に対する嘘も拡散

 ちなみに三橋氏は1月8日に釈放された際、集まったメディアに質問責めを受け、「マスコミの連中にこれだけ言ってやる! くそくらえ!」と中指を立てたことを自身のブログで正直に明かしている。もっとも今は「さすがに大人げなかったです」と振り返る。

 一方、検索エンジンに「三橋貴明 DV常習犯」と入力すると、ネットメディアの記事や掲示板、そして動画が表示される。相当な数だ。最大の特徴は「DV常習犯らしい」といった曖昧なタイトルだろう。

「妻が19歳ということで、扇情的なニュースになったのは事実でしょう。『10代』との見出しからか、『妻の実年齢は16歳』とか『17歳で妊娠させて結婚した』といった根も葉もない嘘が拡散しました。実際は妻の高校卒業後、18歳の時に知り合い、結婚して子供が産まれました。ところがDVという“バズワード”、つまりネット上で拡散しやすいキーワードにより、いわゆる“炎上”という状況になりました。ブログで皆さんに謝罪すれば、『ブログに記事を更新するなんて反省していない証拠だ』などと攻撃されるという具合です」

 釈放されてから三橋夫妻はカウンセリングを受けている。専門家からは「思考人間(thinker)」と「感情人間(feeler)」の齟齬を指摘されたという。三橋氏は前者で、妻は後者だと説明された。

「執筆中、私は相当に集中しています。そういう時は正直、放っておいてほしい。しかし妻は自分の気持ちを落ち着かせるための相談を、執筆中の私の傍らで続けます。思考人間の私はロジカルな解決策を提示しますが、これはカウンセリングで間違いだと指摘されました。感情を重視する妻には共感を示す必要があるそうです。私は論理なら得意ですが、共感は苦手です。私が2回、離婚しており、3回目の結婚なのは事実です。これまで結婚が破綻してきたのも、私が極度の思考人間であることは大きいと認識するようになりました」

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