経済評論家・三橋貴明氏が自らの“夫婦喧嘩で逮捕”の顛末を語る

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財務省陰謀説も飛び出す

 三橋氏は「何も話さない。弁護士を呼んで」と供述拒否。昨年も夫婦喧嘩で2回、妻が110番通報を行ったが、いずれも被害届は出されていなかった。

 また三橋氏は、2017年12月、自身のブログに「安倍晋三内閣総理大臣との会食」の記事を掲載。自著『財務省が日本を滅ぼす』(小学館)を首相に進呈し、会食を行ったことを振り返っていた。

 その際、《安倍総理の支持者の方々こそ(わたくしは違います)、むしろ積極的に安倍政権の緊縮路線を攻撃する必要があるのです》と呼びかけ、著書やブログなどで財務省批判を継続的に行っていることから、

《近い将来、わたくしに何らかの「スキャンダル」が出るか、痴漢冤罪で捕まるか、弊社に国税が来るのは避けられないでしょう。わたくしは政治家ではないため、スキャンダルは大したダメージにならず、痴漢冤罪を避けるために電車移動もしないため、やはり「国税」という攻撃が最も可能性が高いと思います》

と記していた。そのため今回の逮捕により、一部メディアは「予言していたのか?」とも報じた。

 だが逮捕後、三橋氏の妻が被害届を取り下げ、夫婦間で示談も成立した。勾留請求は東京地裁が却下し、8日に釈放。そして東京地検は2月6日、三橋氏を不起訴とした。

 捜査終了を受け、週刊新潮WEB取材班は三橋氏にインタビューを依頼した。三橋氏は改めて謝意を示し、ネット上の“流言飛語”など、生々しい体験を振り返った。

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