新宿ゴールデン街に今年もオープンする「確定申告酒場」って何よ?

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サラリーマンも無関係ではない

 仮想通貨で大損した人もいるだろう。その場合、確定申告は必要なのか。

「今年から仮想通貨で得た収益は、FXや株式投資と同様、雑所得として処理されることになりましたから申告は必要ですが、全く儲けていないようでしたら不要です。『損はしたけど昨年は儲けた』ということですと、税金がかかってきますよ。会社員も副業で20万円を超える収益を得たら確定申告が必要ですよ」

 ヤフオクやメルカリなどで儲けている方も注意が必要という。

「また今年は、医療費のセルフメディケーション税制が施行されたので、注目されている方も多いのではないでしょうか。なんでもかんでも医療機関を使って保健医療費が使われるより、“自分で治そうとする人”が医薬品を購入した際に所得控除しようというものです。これまでは10万円以上かかる場合に限られていたものが、ドラッグストアで買える花粉症の薬などにも適用されて1万2000円以上となりましたからね。ただこれも“自分で健康に気をつけている”というアピールが必要で、インフルエンザの予防接種は欠かせません。レシートを集めただけでは控除されないのでご注意を」

 対象となる医薬品はレシートに「★印」が付いているのだとか。

「あとはなんでしょうね、場所柄、風俗の経営をされている方の話などは、こちらも驚くような話が出てきたりして勉強になりますね。そっちのほうのスカウトマンの話では、女性を高級店にスカウトできると、お客が1人来るごとに5000円のキャッシュバックがあるとか……」

 他の客の話を聞いているだけでも、いいツマミになりそうだ。

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週刊新潮WEB取材班

2018年2月12日掲載

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