茂木敏充大臣のウソを暴く 買収線香「50人リスト」を公開

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これでも「政党支部の活動の一環」か

 そもそも、買収線香に関して、本誌の指摘は以下の通りであった。

・線香の値段は1000円から1500円。

・故人や遺族の肩書きや貢献度によって、線香を本人が直接渡しに行く「代議士対応」と秘書が配る「秘書対応」とに分かれる。

・「秘書対応」だったものが“ここはオレが行く”となって覆ることもままある。

 これらを茂木事務所が表にまとめたものが、掲載した現物リストだ。故人の氏名・享年・命日・死因、葬儀に事務所の誰が出向いたか、遺族の氏名と肩書き・役職までが網羅されている。

 リストについて、茂木事務所の関係者が打ち明ける。

「まず、足利(政党支部所在地)・佐野・栃木という3地域の各事務所が個別に配布先を決める。そして7月に入ってから毎週末、3事務所合同の秘書ミーティングにおいて、その配布先で本当に良いのかどうかを揉む。物故者やご遺族の肩書き、組織にしっかり貢献してくれていたか否か、が配布先の選定基準。代議士に直接回ってもらう場合、相手方が配布予定日にご在宅かも当然、調べます」

 リストは政党支部ではなく各個人事務所で作成されたということになる。これでは、「政党支部の活動の一環」とは言えるわけがない。

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