石川遼、最年少26歳で選手会長に 課せられたミッション

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 石川遼が日本ゴルフツアー選手会会長に就任した。

 26歳での就任は史上最年少。とはいえ、16歳からプロをやっているから、実は今年が11年目の“ベテラン”でもある。

「前任の宮里優作が長文のメールを送って遼を口説いたそうですよ」

 とツアー記者が語る。

 優作は昨季最終戦で劇的優勝を果たし、逆転で賞金王に。シーズンを盛り上げたことで続投を望む声が多かったというが、

「マスターズの出場資格も得た優作は、今年はなるべく海外の試合に出たいとの意向。そのため、スポンサー付き合いやファンとの交流、社会貢献など多忙を極める選手会長の続投は遠慮したのだそうです」

 一方の石川は昨季、米レギュラーツアーのシード権を喪失。今年は、6年ぶりに国内ツアーを中心に活動することになっていた。

「米下部ツアーにはスポット参戦するつもりでしたが、選手会長就任が決まり、これを封印。少なくとも任期の2年間は国内ツアーに専念するとのことです」

 就任会見では早速、具体的なプランを披露した。

「不祥事がありながら本場所は満員御礼だった大相撲の地方巡業を引き合いに出し、“試合がない週にツアーが回らない県で小規模な大会を催す”と。実現は難しいと思いますが、ゴルフのスタイル同様、アグレッシブというか……」

 女子とは対照的に男子ツアーは、観客動員数、視聴率、試合数とも低落傾向が続いているが、

「米ツアーでの5年間は精彩を欠いた遼も、国内では依然として知名度抜群。彼の力でファンやスポンサーが戻ってきてくれれば」

 会長サン、豪快なショットを期待してるよ。

週刊新潮 2018年1月18日号掲載

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