「世田谷一家殺害事件」検索ワードの“ラグラン”“マルフル”って何?
事件からまもなく17年――。新しい情報提供がないのはわかるが、「詳細は『ラグラン マルフル』をクリック!」といわれても。
***
速報母グマを駆除された「子グマ」が「冬眠できない」“衝撃”の理由 「街中を徘徊する幼獣」に襲われないためには
速報高市首相に3000万円寄付した謎の宗教法人「神奈我良(かむながら)」の実態とは 専門家は「実態が不透明な法人が大金を捻出しているのは不可解」
12月9日、「ミシュカの森」と題した追悼集会が慶應大学で開かれた。2000年12月に東京・世田谷区で殺害された一家4人を語り継ぐ集会で、今年で12回目となる。
被害者の姉で絵本作家の入江杏さん(60)はこう語った。
「この17年間、1日として事件の解決を望まない日はなかった」
もう17年も前になるのだから、事件をご存じない方もいるかもしれない。いまだ未解決の殺人事件である。
21世紀を目前にした2000年の大晦日、東京世田谷区上祖師谷に暮らす会社員、宮澤みきおさん(44)宅で、みきおさんはじめ妻の泰子さん(41)、8歳の長女、6歳の長男の一家4人が血まみれで倒れているのが発見された(年齢はすべて事件当時)。
発見したのは隣家に住んでいた泰子さんの母だった。しめ飾りのついた玄関を開けると、みきおさんがうつぶせになって倒れている。慌てて娘を呼びに2階に上がると凄惨な光景が広がっていた。刃物で数カ所を刺された長女と、それを庇うように無数の刺し傷のついた泰子さんが倒れ、子供部屋では長男が首を絞められて殺されていた――。
2001年の元日、日本はこのニュース一色で年を明けた。
すぐさま世田谷区の成城署に捜査本部が設置された。犯行時間は12月30日午後11頃から翌日未明にかけて。血のついた包丁が2本台所に残され、部屋が荒らされているため、強盗殺人事件と見られた。
[1/3ページ]


