通算600勝達成! 元SMAP「森且行」がオートレース業界全体から尊敬を集めるワケ

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 11月17日、元SMAPの森且行(43)がオートレースで通算600勝を達成した。デビュー20年で、現役55人目という立派な“マイルストーン”だ。

立派な1流だが、超1流ではない現実

 4日には「稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」(AbemaTV)で、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)の3人が、森が出場する浜松オートレース場を訪問。大きな話題となったことは記憶に新しい。

 そこで「女性セブン」(小学館・11月30日・12月7日号)が「森且行 来年中にも「CULEN」に所属か、芸能活動復帰も」と報道。だが「女性自身」(光文社)が森を直撃すると、本人は「ないないない」と否定。その一問一答を「森且行 香取、稲垣、草なぎの事務所に所属? 芸能界復帰説を直撃」(11月15日・電子版)で伝えた。

 このように「オートレーサー森」に久しぶりの注目が集まっている。だが、よく考えてみると、その実像を知る人は少数派だ。オートレースの世界で、森の実力はどれぐらいなのかという疑問が浮かぶ。そこで担当する記者に解説を依頼した。

「オートレーサーは400人ぐらいですが、うち頂点の『Sランク』は48人です。森さんはSクラスに入っており、その中で43番目を示す『S-43』に位置しています。一流選手なのは間違いありませんが、正真正銘のトップには残念ながら達していません」

 実際のレースだけでなく、整備の成果も勝敗を分ける。レーサーはバイクを自己所有し、自分1人で整備する。エンジンもタイヤも専用の規格品を自腹で購入するが、不思議なほどばらつく。常に満足できる仕上がりになるとは限らない。

「整備一流、レース一流であっても、超一流にはなれません。今の『S-1』は23歳の鈴木圭一郎さんですが、このレベルだと才能としか形容できない強さを持っています。しかし森さんが凄いのは、才能の差を冷静に見つめ、信じられないほどの努力を積み重ねてキャッチアップしてきたところです」(同)

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