都立高受験生の「内申点」、“職人タイプ”よりも“ゼネラリスト”が人気のワケ

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2学期の最終日に発表

 東京都内の公立中学校では、冬休みが12月26日(火)から始まるところが多いようだ。

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 祖父母の家に帰省、海外旅行、都内で寝正月、はたまた問題視する声も少なくない部活漬け……。具体的な過ごし方は様々でも、生徒の多くが年末年始の休暇を満喫する。

 だが、その前に、3学期制の学校なら2学期の終業式で通知表が手渡される。冬休みが「飴」なら、こちらは「鞭」。堂々と受け取れるのは一部の優等生だけだろう。

 更に3年生、特に都立の進学高を第1志望で受験する予定の生徒にとっては、かなり憂鬱に違いない。合否判定に使われる「内申点」も発表されるからだ。

 ご存じの方も多いだろうが、この内申点は高校受験の合否判断に使われる。東京都なら「3学期制なら3年生の1学期と2学期、前後期制なら3年生前期と後期の一部の成績を、総合的に評価して算出」(都教育委員会)するという代物だ。

 具体的には、普通の通知表と同じように内申点も、国語、数学、社会、理科、英語の受験5教科と、保健体育、音楽、美術、技術・家庭の実技4教科、合わせて9科目に「5、4、3、2、1」の評価が下される。これを評定と呼ぶ。

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