希望の党「玉木」新代表と元総理「大平家」 奇妙な関係

国内 政治 週刊新潮 2017年11月23日号掲載

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 有権者に失望を与えた「希望の党」。その新しい顔に玉木雄一郎代表(48)が決まった。総選挙の敗北で、党運営に興味を失った小池百合子元代表(65)を支える彼は何者なのか。その手掛かりは、元総理を生んだ「大平家」との奇妙な関係にあるという。

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 小池元代表の責任をあげつらい、今を時めく立憲民主への合流を目論む者もいる。

 様々な思惑が絡み烏合の衆と化した党をまとめる玉木氏も、元を辿れば“言うだけ番長”に従い、民進党から「希望」へ合流した一人である。それゆえ、今回の衆院選では逆風に遭うと思われたが、強力な助っ人を得て4回目の当選を果たしていた。

 地元記者が振り返る。

「彼の地盤は香川2区。中選挙区時代に大平正芳元総理が立った自民王国ですからね。『希望』から出馬して苦しい戦いが予想される彼のために、大平元総理の娘で森田一・元運輸相の妻である芳子さんが、初めて応援演説に駆け付けました。地元では元総理の長女として有名な彼女が支援を呼びかけたこともあり、古くから大平家を信奉する保守層の結束が強まったのです」

 なぜ総理総裁や閣僚を生んだ名門「大平家」が、野党候補を応援するという“ねじれ”が生じたのか。

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