「暴力団博士」はなぜヤクザの話を聞き続けるのか

社会2017年11月22日掲載

暴力団博士

 テキヤ、ヤクザ、元ヤクザ、組長、組長の妻、組長の娘……犯罪社会学者の廣末登さん(久留米大学文学部非常勤講師)はこれまで、数多くのアウトサイダーたちから話を聞き、それを論文や書籍の形で発表してきた。最近ではマスコミから「暴力団博士」と呼ばれることもある。

 廣末さんの特徴は、対象に密着して長期間じっくりと話を聞くことだ。自身、少年時代にグレていたこともあり、違和感なく相手の懐に入り込み、人生を丹念に聞き取っていく。

 たとえば近著『ヤクザと介護』(角川新書)では、ヤクザから介護ヘルパーに転身した男性のキャリアを追っている。

...

記事全文を読む