札幌タクシー「大暴れ男」 30代弁護士の“エリート”素性と軽すぎる処分
「このハゲーッ!」のインパクトには及ばずとも、「なめんなよ、くォらァ!」とタクシー車内で大暴れした半グレ兄ちゃんが、弁護士だったとは。ましてや書類送検で終わりとは――。
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地元記者も呆れて言う。
「11月6日夜11時半頃、札幌の繁華街ススキノからタクシーに乗った若い男と運転手が道順を巡ってトラブルとなりました。ドライブレコーダーには男が怒鳴りつけながら防犯ボードを蹴破り、料金も払わずタクシーを降りてからも、車に向かってものを投げつける様子なども残っていたんです。どこの半グレ男かと思ったんですが、まさか弁護士とは……」
テレビでも報じられた、その動画をご記憶の方も多いだろう。
「北3条東……」といってタクシーに乗り込む男。「北2東7ですね」と確認する運転手に、男は返事もせずにスマホを弄る。その後、「北3条東5丁目だけど」と言い始める男。「すいません」と謝って方向を変える運転手に、突然キレて――。
「東7丁目だって、こんな所通らないですよっ! おい! なにやってんだ! おいっ!」
助手席のシートを蹴りながら、声がせり上がっていく。
「なめんなよ!くォらァ! やんのか、てめえ!」
男の脚は運転席のシートへと移り、防犯ボードを蹴り始め、ついに蹴破った。とても一般市民のやることじゃない。挙げ句、
「こんなカスに、金ないわ」
と、990円の乗車運賃も払わずに去って行く――と、今度は車に向けてスマホを投げつけたのだった。お前の方がカスだろうと言いたくもなるが、これが弁護士であり、地元では結構なヤリ手として知られるセンセイだったというのだ。
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