久米宏、エッセイで初めて明かした「ニュースステーション」降板のワケ

芸能週刊新潮 2017年11月2日号掲載

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 現在放送されている報道番組のスタイルを作った“元祖”と言えるのではないだろうか。「ニュースステーション」のメインキャスターを務めていた久米宏(73)が、“自伝的エッセイ”を刊行。関わった様々な番組の秘話とともに、これまで明かされなかった「ニュースステーション」降板のワケを綴っていた。

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 そのタイトルは、『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』(世界文化社)。担当編集者は、

「久米さんは、BSで本を紹介する番組『久米書店』の司会をされていたので、お勧めの本を纏めたいと相談したのです。すると、“今年は僕が業界に入って、50年。節目だし、テレビの本なら”とOKがでました」

 内容は、少年時代から始まり、TBSの局アナ時代に関わったクイズ番組「ぴったし カン・カン」や、最高視聴率41・9%を記録の歌番組「ザ・ベストテン」などの裏話が書かれている。

 例えば、1982年から85年まで続いた「久米宏のTVスクランブル」。番組のテーマは、「誰もが自由にものを言える社会」だ。久米のたっての希望で、相手役として〈常に自分の本音を口にした〉横山やすしを起用。

〈本番中に「久米ちゃん、しょんべん」と言って途中退席し、そのまま帰ってこない。(中略)視聴者も彼のハチャメチャな言動にいつもハラハラ、ワクワクしていたと思う〉

 今では考えられないが、テレビが自由な時代だった。

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