「皆さまのNHK」解説委員が中国国営TVの取材に“媚中”発言連発で大顰蹙

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共産党は人民に奉仕する人民のための党!?

「人類」とか「地球」という言葉は簡単に使えないものだと思うが、加藤委員は違うらしい。CCTVの男性記者は「加藤さんの個人的な関心は、中国共産党の自浄についてです」と続け、加藤委員が締めくくる。

「反腐敗ということを習近平総書記が打ち出されて、これを本当に口だけでなく、しっかりとした強い姿勢で腐敗に取り組んできたことは、一般の庶民からすれば嬉しいこと。共産党は人民のために奉仕する人民のための党なのですから、悪いことがあれば自分の力で直す。それをやってみせたのは大切なことで、なかなか出来ないことをよくやったと思います」

 大問題なのは、公平公正に真相を追求すべきジャーナリストとして“陰”の部分を全く指摘していないことだ。一帯一路は中国の覇権主義も懸念されている。反腐敗運動は、習近平総書記が今回の党大会で「虎もハエも叩いた」と自画自賛したが、小物のハエはともかく、虎は大物であるほど、江沢民派の一掃という権力闘争とリンクした。

 まして「共産党は人民のために奉仕する人民のための党」という指摘に至っては、中国人でも失笑するだろう。そんなクリーンな党員が、なぜ収賄に血道を上げるのか、愛人を嬉々として囲うのか、違法に稼いだ資金を海外に流出させるのか……。

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