東大・宮台投手が26日のドラフトで「上位指名」なら将来に黄信号

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東大の先輩・小林至が徹底解説

 そんな宮台の挑戦を、東大野球部の先輩で、投手として92年、千葉ロッテマリーンズに入団した小林至氏に、「ドラフト指名予測と、プロで成功する可能性」について取材を依頼した。

 小林氏は2軍で26試合に登板して0勝2敗。翌93年に引退するが、その後はコロンビア大学でMBAを取得。2005年には福岡ソフトバンクホークスに入社し、取締役として経営企画室長、編成・育成部長などを歴任した。現在は江戸川大学教授(スポーツ経営学)として教鞭を取るほか、スポーツ庁の日本版NCAA創設に向けた協議会の座長を務めるなど、多方面で活躍をしている。

 同じ東大、同じ投手、そしてプロ野球選手としても先輩であり、なおかつ「フロントの眼」を持つ小林氏は宮台について「間違いなくドラフトで指名すべき選手です」と太鼓判を押す。

「スポーツ科学の発展で、投手の球速も訓練でかなり伸ばせるようになりましたが、150キロとなると、高い素質がないとそうそう投げられるものではありません。何試合か見ましたが、度胸もある。何より野球と受験を両立し、東大野球部で活躍したという実績は、宮台が、人並外れた努力家であることを示しています。厳しいプロの世界でもへこたれず、着実に成長していく資質の持ち主です。野球の名門高に所属しなかった分、伸び代も豊富でしょう」

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