橋本環奈、女優としての今後は… 「身長」「キャラ」に懸念

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 昭和のトーク番組「スター千一夜」は、アラン・ドロンや美空ひばりといった大物スターが、多数出演したことで知られる。仮に今も番組が続いていたなら、「千年に一人の美少女」と言われる橋本環奈(18)には、番組からお声がかかっただろうか。美人には違いないが、女優としての今後を占うと、不安材料があるというのだ。

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 福岡県で活動するご当地アイドル・グループの一員だった橋本が、「千年に一人の美少女」と呼ばれたのを機に、瞬く間に全国区となったのが3年前。以来、歌手から女優中心に路線変更して、現在、人気沸騰中だ。

 スポーツ紙記者が言う。

「今年3月には、昨年、主演を務めた映画『セーラー服と機関銃』のリメイクで日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しています。さらに都議選のイメージキャラに起用され、お茶の間にも知名度が広がりました」

 そのうえ、小栗旬や菅田将暉に次ぐメインの役どころを務めた映画「銀魂」は、現在も公開が続き、興行収入は40億円に迫る大ヒット。アジア圏だけでなく、米国や欧州での公開も予定されている。

「『銀魂』は人気漫画が原作です。劇中では、原作のキャラクターの通りに鼻をほじったり、嘔吐するといった、アイドル出身なら躊躇しそうな演技もこなし、高評価を得ています」(同)

 先月まで主演を務めたドラマ「警視庁いきもの係」(フジ)は、平均視聴率が6・5%と振るわなかったものの、売れっ子女優の1人として一目置かれる存在だ。

 バラエティ番組で共演したタレントの関係者は、

「収録現場には、マネージャーのほか、雑用をこなす付き人が数名、さらにメイクとスタイリストがそれぞれ1人ずついて、共演者の中でも目立っていました」

制服姿か子供キャラ

 着実にスター女優への階段を上っているようだが、

「彼女は、女優でやっていくには身長が低いんですよ。152センチしかないことが、今後の懸念材料になりますね」

 と言うのは、アイドル評論家の堀越日出夫氏。

「なぜなら、背が低いというだけで、オファーされる役の幅が狭まってしまうからです。例えば、恋愛モノだと相手役との身長差が極端ですとバランスが悪く、キスシーンを撮るにしても、撮影に工夫が必要になる。そのため、通常ですとキャスティング側も、背の高い俳優との共演は避けることになるでしょう」

 最近、売れている女優で、背の低いと言われる有村架純が160センチ。さらに低い広瀬すずでさえ159センチ。今はまだいいが、低身長の橋本の汎用性が低いと見なされる日が将来的に訪れるのは、不思議なことではないというわけだ。

 それだけではない。アイドルに詳しいコラムニストの中森明夫氏によれば、

「橋本の演技力はまだまだ期待できると思いますが、心配なのは、今後、どんな役を貰えるかということです。これまで出演映画はほとんどが制服を着た役で、『銀魂』も子供のようなキャラクターでした。つまり、彼女はまだ、実年齢と同じぐらいの役しか演じていないのです。一旦、少女役で有名になると、イメージが定着して、年を取った時に大人の女性を演じるのが難しい。制服の似合う可愛い少女から、全く異なる役柄に化けることが出来るかが、ポイントでしょう」

 美少女から大女優への脱皮は一夜にして成らず。

週刊新潮 2017年10月12日神無月増大号掲載

ワイド特集「秋霜烈日」より

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