気が早いけど「ポスト安倍」予測 自民党総裁の椅子に座る人

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人気はピカイチ

 では、彼ら以外の目はどうか。

「麻生太郎さんも、元総理ですから、危機対応はできる。有資格者です」(小林氏)

 しかし、

「ネックは御年77の高齢。安倍さんより年上の麻生さんでは、党内の反発は大きいでしょう」(同)

 また、

「この選挙後はともかく、来年9月の総裁選で安倍さんが不出馬に追い込まれた場合、別の選択肢が生まれる可能性はあるでしょう」

 と言うのは、政治ジャーナリストのの山村明義氏。

「野田聖子・総務相(57)は必ず出てくるでしょう。この人はやる気満々。総理への意欲を隠さない方ですから。あるいは意欲という点では、茂木敏充・経済再生相(62)。所属の額賀派を固められれば、ダークホースになるかもしれない」

 更に「まさか」というべきか、「やはり」というべきか。この人の名を挙げる。

「小泉進次郎さんです。何と言っても人気はピカイチ。大臣経験がないのが傷ですが、次の組閣で入閣すれば、資格はクリアします。安倍さんだって、総理まで閣僚経験は官房長官の1回のみですから、十分でしょう」(同)

 誕生すれば、史上初の30代の総理となる。

 常識外だが、一方で、何が起きるかわからないというのも、権力闘争の常識である。

週刊新潮 2017年10月12日神無月増大号掲載

特集「自民党大量絶滅期」より

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