親韓反日「ドイツ前首相」 5人目妻は韓国人

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 ドイツでは、メルケル首相が9月24日の総選挙で4期目を確実に。もはや、前の首相の名前も思い出せない──。が、その人こそ、このたび“5度目の結婚”を報じられたゲアハルト・シュレーダー氏(73)だ。

「昨年から離婚手続き中のドリス現夫人が、『フラウ・キムが唯一の理由ではないけれど……』と18日にフェイスブックへ書き込んだのが発端です」(外信部デスク)

 お相手の金(キム)ソヨン氏(48)は、独マールブルク大卒で独語通訳・翻訳の専門家。彼女が手掛けた前首相の自伝の韓国語版が刊行され、ソウルの大書店・教保文庫(キョボムンゴ)などでは今これがどさっと平積みに。前首相もPRで11日から2泊3日で訪韓。

「文在寅大統領を表敬訪問した際の写真に、金さんも写り込んでいた。“もう公然なのね”とドリス夫人を刺激したようです」(同)

 通訳・翻訳での縁があったとはいえ、ソヨン氏はソウル在住で美容外科医の夫と子供もいる身。前首相は女性にマメであるようだ。

 1番目と2番目の妻とは弁護士への道を歩んでいた学生時代に結婚。3番目の妻とは国会議員時代に。そしてニーダーザクセン州首相時代の1997年に20歳差のドリス夫人と結婚。左派、社会民主党(SPD)を率いて首相に就任したのは翌年のことだ。

 しかし、在独の作家・川口マーン惠美氏によれば、「とくに女性に熱心というイメージはない」とのこと。

「そもそもドイツでは政治家の私生活はほとんど問題になりません。それより、政界引退後にロシア企業の重役や中国外務省顧問を引き受けたことを問題視する声が多いですね」

 あっちで謝罪、こっちでリップサービスの鳩山由紀夫元首相のような存在か。

「あの方とは違います。露中とのたしかなパイプとして期待する向きも少なくないのです。それに何より、彼が首相在任中に行った構造改革は、ドイツの今の繁栄につながったと高く評価されています」(同)

 だが、それでも今回の訪韓はやはり妙だった。

「以前から親韓反日の発言はあった。でも、今度は従軍慰安婦支援施設の〈ナヌムの家〉も訪問して涙まで流す。なぜそこまで熱心なのかと不思議でしたよ」

 とある韓国ウォッチャー。

 通であるほど“そうか”と膝を打った艶聞だった。

週刊新潮 2017年10月5日号掲載

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