伍代夏子お手製“おでん”を囲み… 「自民」「民進」幹事長が会合

国内 政治

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 解散風が吹き荒れる間際、思わぬ場所で初顔合わせが行われた。

 自民党担当記者が言う。

「13日、自民党の二階俊博幹事長と民進党の大島敦幹事長が会合を持ちました。幹事長として、夜の席で一緒になるのは初めて。実はこの会合、都内にある杉良太郎さんの事務所ビルで開かれ、杉さんも同席したのです」

 演歌界の大御所と与野党幹事長らが一堂に会したのには理由があった。

「超党派の演歌議連の会合だったからです」

 と、出席者の一人。

「昨年3月、紅白など歌番組で演歌が歌われる時間が減っていることに危機感を覚えた杉さんが二階さんに頼んで、議連を作ったんです。会長は二階さんで、大島さんも議連の一員です。この日は議員5人が杉さんに招かれました」

 事務所ビルの一角に食事の出来るテーブルが設えられ、料理とお酒が供された。

「杉さんの奥様である伍代夏子さんお手製のおでんが出ました。大根などが煮こまれ、美味しかったですよ。杉さんは“演歌の番組が最近減っているんだ”と、将来を案じていました」(同)

 一方、政治の話題になると、大島氏が弱音を吐く場面もあったという。

「同席した民進党議員が一連の離党ドミノを指して、“彼も苦労しているんですよ”と話し、大島さんは“痩せました”と漏らしていました。二階さんは“そういう試練を経て、政治家は大きくなる”と声をかけ、出されたカレーうどんを完食。当選6回の大島さんは真面目でいい人だけど、11期の二階さんとは格が違うな、というのが正直なところです」(自民党関係者)

 嵐の前に、まずは“先輩風”というジャブを――。

週刊新潮 2017年9月28日号掲載

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