「安室奈美恵vs浜崎あゆみ」ネット炎上… 山田美保子氏の「安室・あゆ論」

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短期的には安室圧勝だが……

「歌やステージに強い想いがあり、共に努力の人です。また、2人ともファッションリーダーでもあります。でも、趣味嗜好は異なりますし、安室ちゃんは寡黙で、あゆは饒舌ですね。安室ちゃんは『女』ですが、あゆは『男』を感じさせるし、『社長』とでも言うべき貫禄もある。いわゆる『時代と寝た』印象があるのは、あゆの方ではないでしょうか。海外セレブの影響を強く受けていたり、いち早くSNSを取り入れたりしていました。更に、あゆはタレントや女優を経て歌手になりましたが、安室ちゃんは、幼い頃からの夢を叶えたという印象が強いです」(同・山田氏)

 安室引退が、浜崎劣化説を盛り上げてしまっていることに対し、山田氏は「あゆにとっては、本質的なイメージダウンはゼロでしょう」と意に介さない。インスタグラムなどを使って、浜崎が自ら話題作りに励むところは「昔ながらの芸能人の鑑」と評価し、「我が道を歩む人だと思うし、そうしてほしいと願っています」とする。

 しかしながら、少なくとも今年いっぱいは、安室側が“圧勝”を収めることも、事実のようだ。

「今年のNHK紅白の大トリは安室ちゃんで決まりでしょうし、これから発売になるベストアルバムはミリオン、ダブルミリオンは確実でしょう。でも、なぜか『戦略的』に見えないところは、非常に興味深いですね。対して、最近のあゆは『戦略的すぎて、時代と逆行している』と見る向きはあるのかもしれません。でも、私はあゆのそういうところが大好きなんです」

 芸能マスコミの間では、実は「引退」というよりは「休養」と捉えた方がいいという見方も根強い。いつか安室は復帰するという予測だが、山田氏も否定はしない。

「『引退』を発表して本当に復帰しなかったのは山口百恵さんぐらいで、戻って来る方が大半ですから、安室ちゃんにもその可能性はあるし、芸能デスクの中には、安室ちゃんの欧米進出を予測している人もいます」

 そう簡単に、安室vs浜崎のライバル関係は終わらないと見るべきではないか。

週刊新潮WEB取材班

2017年9月26日掲載

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