橋本健市議、本誌取材に架空発注疑惑を否定… 超えた政治家としての“一線”
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8月29日に辞職願を提出した橋本健・神戸市議(37)。その発端となった本誌(「週刊新潮」)の架空発注疑惑報道が明らかにしたのは、計720万5330円にも及ぶ政務活動費による政策チラシの発注代、そして発注先とされる「大林印刷」(仮名)と橋本氏の関係である。
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疑いをさらに濃くするのが、以下の2つの事象である。
まず、橋本市議がこれまで配ってきたとされる計8回、1回5万〜8万部のチラシについて、同じ中央区選出の他党の市議に聞くと、
「チラシを見た記憶がないんです。ライバルの市政報告が配られていれば、すぐに目が行くし、後援者が教えてくれたりするもの。中央区の世帯数は8万1000世帯。そこに8万部などを8回も配っていたら気付くはずなのですが……」
他の複数の市議も「私も見た記憶がないんですよね」と首を傾げる。
また、
「ハシケンは2015年の3月を最後に『大林印刷』への発注をやめ、以後は別の業者に出していますが」
とは、先の関係者。
「実は15年の7月、神戸新聞が複数の神戸市議の政活費不正流用疑惑をスクープし、以後、マスコミの監視が厳しくなった。彼が『大林』と離れた時期とちょうどかぶるので、より怪しいと見られているのです」
ことは720万円の政活費に関する疑惑だ。場合によっては、架空の発注だったのではないかと疑われても仕方のないような様態なのだ。橋本市議には、これらを言葉を尽くして説明する責任がある。
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