豊田真由子、新任政策秘書は青森町議 「見過ごすわけにはいかないと」

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セクハラ不倫

 むろん、法的に問題ナシとはいえ、彼の起用を認めたのはあの最恐議員だ。入院を理由に公の場で釈明もせず逃げ回っているとあっては、ムダな血税の「二重取り」を推奨していると言われても致し方ないだろう。

 豊田代議士の後援会関係者が明かすには、

「松森氏の嫁は、今年3月から豊田事務所で公設秘書として働いていてね。今は豊田議員の代わりに地元でお詫び行脚を繰り返し、名刺を配り歩いていますよ」

 ちなみに、松森氏は衆院議員で後に青森県知事となった木村守男氏の秘書という過去を持つ。木村氏といえば、2003年に本誌(「週刊新潮」)が「セクハラ不倫」を報じたことで知事辞職に追い込まれた人物である。よほど“問題児”の扱いには長けているということか。

「この騒ぎで家内も憔悴しており、見過ごすわけにはいかないと思いましてね」

 とは、当の松森秘書ご本人である。

「もちろん、豊田は悪いことをしたと思う。僕は豊田には一度も会ったことないけど、これまでの経験上、国会議員があそこまで怒るのは、相手にも余程のことがあったんじゃないの」

 いやいや、「余程のこと」をやったのは、いったいどちらの方かお忘れのようだ。

 で、世間に対しどう落とし前をつけるのか尋ねると、

「会見をやらないと国民は納得しないでしょうから、捜査の区切りを待ってやるべきだよね。僕も騒ぎがどうなるか見届けたいし」

 どこまでも他人事の助っ人だが、新たな被害者とならぬことを祈るばかりだ。

週刊新潮 2017年8月17・24日夏季特大号掲載

ワイド特集「『おんな城主』槿花一日の栄」より

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