3年で地球33周分! “ガソリーヌ”を超えた「鈴木五輪相」の四輪問題

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事務所の回答は…

 更に悪いことに、報告書の備考欄には「徴難」という言葉が228度も登場する。これは「ちょうなん」と読み、煎じ詰めると、この支出を徴し難い(支出の証拠を提出し難い)事情があり、その理由などを記した書面を添付していると推察されるのだが、対立陣営・畑氏の元会計責任者は、

「こんなのありますかね? 領収書がないものを計上するなんて発想、ないですよ」

 と首を傾げるばかり。

 鈴木事務所の政策秘書は、

「(鈴木が)浪人時代に支払えなかった分を少しずつ返済しておりました。平成26(2014)年1月の時点で、借入金は100万円近くあったのです。でも翌年1月、174万円を支払って借入金は精算しました」

 とし、徴難については、

「領収書がもらえなかった場合がありますが、その代わりに振込用紙などを提出しています」

 と弁明する。

週刊新潮 2017年8月17・24日夏季特大号掲載

特集「『安倍改造内閣』の身体検査はD判定」より

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