「蓮舫」電撃辞任 退陣を仕掛けた安住淳の“ちびっこ”的いじめ

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 民進党の内紛が子ども染みて見えるのは、お得意の「仲間はずれ」というやり口のせいか。はたまた、その背後に彼の存在が隠れているからなのか。なんでも、蓮舫代表(49)を電撃辞任へと追い込んだのは、かの「ちびっこギャング」こと安住淳代表代行(55)だというのだ。

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 7月27日昼。急きょ開かれた臨時の役員会は、蓮舫代表の辞任を巡って揉めに揉めていた。

「あまりに突然の辞意表明に異論が噴出し、いつもは30〜40分で終わるところが1時間もかかりました」

 とは、全国紙デスク。

「その2日前の両院議員懇談会で、野田佳彦幹事長が都議選の敗北の責任を取って退き、蓮舫さんは代表を続投すると宣言したばかりだったため、小川敏夫参院議員会長など一部の出席者が“今辞めるのは無責任だ”と慰留したんです。けれど、蓮舫さんは“自分で決めたことだから”と一歩も譲らず、押し問答の末に最終的に了承され、午後の会見での表明となった」

 二重国籍を巡る説明がコロコロ変わったように、この人の発言の軽さは、今に始まったことではない。

 が、「続投宣言」から急転直下、何があったのか。

「その前日、蓮舫さんは一日中、野田さんの後任を誰にするか、幹事長人事に頭を抱えていました。岡田克也前代表に打診したものの断わられてしまい、枝野幸男前幹事長に頼んでも返答は同じだった」(同)

 残るは、側近の大串博志政調会長を抜擢するという選択肢で、

「これでは再び“お友達執行部”との批判を受け、ますます孤立が深まってしまう。結局、自分が代表でいる限り執行部の人事さえままならないという八方塞がりになり、夜、野田さんに電話で相談し、辞める決意をしたんです」(同)

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