ラルク・tetsuya「ファンを悲しませることはない」 解散危機に4人のスタンスは

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■4人のスタンス

 続いて、別の音楽関係者の口から4人のスタンスを説明してもらおう。

「ベースのtetsuya(テツヤ)(47)はリーダーだし非常に勉強熱心で細かいところがあるから、契約については詳しく調べて、おかしな点は事務所に質していると思います。ボーカルのhyde(ハイド)(48)はラルクが無くなるのは嫌だし大石には不満を持っているから、独立が決まったらすんなりと賛成するタイプ。ドラムのyukihiro(ユキヒロ)(48)は既にラルクが売れていたタイミングで後から入ってきたこともあってか、メンバーに気を遣っていて自分の意見は基本的に言わない。リーダーを“テツヤさん”って呼んでる。彼自身のソロ活動が軌道に乗ってないからラルクが解散するのは非常に困る。ギターのken(ケン)(48)は事務所の面々とはとても親しい間柄なんですよ」

 それでは、大石会長の弁明を聞こう。

「暴行などは事実ではありません。ライブの打ち上げで誰かを殴ったと言われても記憶にありません。不動産事業は社の経営を安定させるために計画的に行っていることです。私の自宅(恵比寿のペントハウス)は社宅として購入したのち、社の財務整理の一環で私個人に所有権を移したにすぎません。恵比寿の不動産が10億円以上の利益を上げていることに関しては現時点ではよく分かりませんが、利益はきちんと計上しております。取引の細かい内容は知りませんが、不正な転売や登記、脱税は一切なく、全て適正な取引をしております」

 メンバーとの関係は、

「契約内容についてきちんと交渉を重ねています。ただ、メンバー4人の中で仕事量などについての気遣いもあるでしょうし、彼らが直接的に発言をすることはありません。事務所の弁護士と個々のメンバーの弁護士との間で、条件や契約内容についてとことん話し合っているのです。こういった欧米型の実務的な契約関係になったのは01年頃、ハイドがソロ活動をするようになってから。バンドが私と30周年まで迎えられるように、最大の努力をするつもりです。それができると私は考えています」(同)

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