昭和末期の頽廃がカルト宗教の揺り籠

国内週刊新潮 3000号記念別冊「黄金の昭和」探訪掲載

 バブルの饗宴の陰で、数々の宗教団体が生まれていった昭和末期。その中には、後に「カルト」として社会問題化する教団が含まれていた。時代の何が彼らを生み出したのか。

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 オウム真理教による化学兵器サリンを用いた無差別テロなど一連のいわゆる「オウム事件」。「足裏診断」で1000億円近くをかき集めた「法の華三法行」の巨額詐欺事件。

 これらカルト団体の起こした事件の他にも、刑事処分こそ取られていないが、幸福の科学が「フライデー」の記事に抗議して講談社にデモをかけ、電話やFAXで通信をマヒさせた「フライデー事件」や、布施返還訴訟や教祖のセクハラ裁判を発端にメディアで批判され、次々とメディアを訴えたコスモメイト(後のワールドメイト)の訴訟濫発などは、世を大いに騒がせた。

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