共産党のカリスマ「宮本顕治」の偶像 リンチ査問事件のアキレス腱

社会週刊新潮 3000号記念別冊「黄金の昭和」探訪掲載

「僕ら共産党員にとっては神さま、雲上人。カリスマであって、絶対的権威。眼光鋭く、風圧を感じる政治家だった。晩年は蝋人形のようになったけれど。引退する数年前は会議でも、いるだけ。笑顔もなければ、表情もほとんど変わらない」

 元日本共産党員で、中央委員会常任幹部会委員を務めた筆坂秀世は、宮本顕治をこう振り返る。

 宮本顕治――。昭和33年(1958)に書記長に就任以来、議長引退までの40年間、党のトップの座に居続けた、日本共産党の指導者だ。通称、ミヤケン。

...

記事全文を読む