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『住友銀行秘史』より面白い著者の「前妻愛人乱脈秘史」
ベストセラーの紙背には、本編に勝るとも劣らない「番外編」があった。10月上旬に刊行され、発売から10日間で10万部超を売り上げた『住友銀行秘史』(講談社)。著者で元住銀の取締役だった國重惇史氏(71)は、上梓と並行して自らの“秘史”も刻んでいたのだ。
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同書は、戦後最大の経済事件とされる「イトマン事件」に、3000億円ともいわれる巨額資金が引き出された住銀内部から迫った作品である。
國重氏は当時、業務渉外部の部付部長でありながら“住銀の天皇”と称された磯田一郎会長はじめ、頭取や重役らの一挙手一投足をつぶさに把握していた。...
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ベストセラー『住友銀行秘史』への反論 “嘘から生まれた男”と書かれた「伊藤寿永光」語る
バブルの狂騒を象徴し、かつ終焉を告げたのが「イトマン事件」であった。あれから25年、回顧録『住友銀行秘史』(講談社)が話題を集めている。そのさなか、事件の“主役”伊藤寿永光(すえみつ)・元イトマン常務(71)から、旧知のジャーナリスト・今西憲之氏に便りが寄せられた。
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1通の手紙が私のもとに届いたのは11月11日のことだった。封筒には、見覚えのある筆跡が走っている。
「もしや、これは──」
そう直感して裏面に目をやると、思った通りの差出人名が記されていた。...
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