塩野七生が語る「衆愚性」と「ポピュリズム」 その似て非なる関係を解説

社会週刊新潮 2017年4月13日号掲載

■塩野七生『ギリシア人の物語II』刊行!「トランプ時代」の日本の針路(4)

 作家・塩野七生さんの『ギリシア人の物語II』は、「民主政の成熟と崩壊」がテーマである。今回尋ねたのは「衆愚政」そして「ポピュリズム」という、昨今耳にする機会が増えた言葉について。「ファシスト」とくくられるムッソリーニとヒトラーの2人にも、実は大きな違いが……。

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――第2巻では、ペリクレス(民主政を完成させたとされるアテネ黄金期の指導者)の死後、アテネが衆愚政に陥った経緯が述べられています。

 トランプ大統領の出現やブレグジットなどによって、近年、メディアでは「衆愚政」について論じられることが多くなってきました。

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