警官が銃不所持の英国、ロンドンテロ犯を“82秒で射殺”のワケ

国際週刊新潮 2017年4月6日号掲載

 英国の警官は銃を携行しない。欧州各国で革命の嵐が吹き荒れた19世紀に誕生したスコットランドヤード、すなわちロンドン警視庁は“市民の守護者”を任じ、銃を持たずに警邏した。それ以来の伝統だ。

「そのロンドンのど真ん中で3月22日、凄惨なテロ事件が起きました。ウェストミンスター橋の歩道を暴走した車が次々に人をはね、国会議事堂を囲む柵に突っ込んで停止。犯人は敷地内に入り込むとナイフで警護の警官を殺したのです。犯人はカリド・マスード(52)。イスラム過激思想の持ち主で、傷害事件の前科がある人物でした。

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