「ヘルシア緑茶」 欧米で続発! カテキン摂取で“肝機能障害”

ライフ

  • ブックマーク

Advertisement

「ヘルシア緑茶」

 トクホといえばこの人、俳優の香川照之をイメージするムキも多かろう。

「ヘルシア緑茶」のCMに長く出演した稀代の役者は、舞台裏でもトクホを広めるのに余念がなかった。

「香川さんは、収録先でもヘルシアを段ボール箱ごと差し入れしてくれてね。生活が不規則な現場だから共演者やスタッフにも評判で、愛飲している業界人は多いと思いますよ」(民放幹部)

 そんな口コミも手伝って、数あるトクホでも売れ筋上位にあるこの商品。その特徴をおさらいしておこう。

 ヘルシア緑茶は、茶の葉に含まれるポリフェノール化合物の茶カテキンを関与成分にしている。脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を高めるとされ、“体脂肪が気になる方に適している”と喧伝されてきた。今やヘルシアブランドは、緑茶以外にも、コーヒーや紅茶、スポーツ飲料など様々なジャンルにトクホとして派生しているのだ。

 だが、効果を持続させるには、継続的な飲用が求められる。科学ジャーナリスト・植田武智氏が言うには、

「メーカーが根拠とする論文によれば、3カ月で体重が1・69キロ減りましたが、飲むのを止めると3カ月で元に戻っていました。下がった体重を維持するには、一生飲み続けなければならないことになります」

次ページ:■最終的には肝臓移植

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。