落語「立川流」にお家騒動? 談志逝って6年

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ファンもガッテン!のメンツ

 今年は七回忌ということになるわけだが、ここへきて立川談志の一門に不穏な空気が流れているという。

「弟子4人による『傳志会(でんしかい)』という新しい落語会が3月31日に開催されることになりました。チケットは数分で売り切れる人気でしたが、このうちの3人が国立演芸場で毎年開催される一門会『立川流落語会』に出ないとわかったんです。ネットでもお家騒動、なんて騒がれたほど。すぐ消えちゃいましたけど」(落語ファン)

 一門会に出ないのは志の輔、談春、生志の3人。立川流きっての売れっ子たちである。家元の芸を伝承していく決意にも読み取れる「傳志会」を立ち上げながら、一門会に出ないとは?

「いや、売れっ子だからスケジュールが合わなかったんでしょう。仕事が入ってたら仕方ないですよ」

 とは、立川流のとある師匠だが、一門会は毎年5月末の週末が恒例だ。空けておくことも出来るはず。

「一門会の仕切りに嫌気がさしてきたと聞きます。ギリギリになって、出演せよとお呼びがかかるわけですが、扱いの悪さに、少し距離を置いてもいいのではないか、と」(事情通)

 もちろん家元の弟子をやめるわけでも、他団体に移るつもりもないというが、

「家元の自宅に移り住み、遺族とも親しい志らくが、自分だけがDNAを受け継いでいるかのように公言しているのも気にくわないという人も、表面化はしないけどいるわけで……」(同)

 その志らく師こそ、“一門は最終的には流れ解散”と語っていたのだが、

「家元制度も今はないし、師匠自身が亡き後は勝手にしろ!といってましたから。みんな一人でやっていけるように育てられている。落語立川流は法人化を狙うわけでもないし、緩~く一緒にいるだけです。ただ、彼らが11月の『談志まつり』まで欠席となると、流れ解散に現実味も……」(同)

 さすが野武士軍団、11月まで引っ張る?

週刊新潮 2017年4月6日号掲載

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