宇野昌磨、フィギュアのきっかけは浅田真央からの一言 祖父×山本富士子「金メダルへの道」対談

スポーツ 週刊新潮 2017年4月6日号掲載

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■フィギュア一筋「大女優」と祖父が占う「宇野昌磨」金メダルへの道(上)

公の場では初の対談という2人

 フィギュアスケート界で、あの羽生結弦(22)を脅かす新星が弱冠19歳の宇野昌磨だ。実は大のフィギュアファンという女優の山本富士子さんは、宇野選手の祖父で洋画家の藤雄さん(90)と旧知の仲。シーズン最後となる注目の一戦を前に行われた対談である。

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 3月29日にフィンランドの首都ヘルシンキで幕を開けた「世界フィギュアスケート選手権」。今シーズン最後を飾る決戦は、来年の平昌五輪の国別出場枠を争う重要な戦いでもあった。男子競技では、日本代表の羽生結弦が1位、そして宇野昌磨(しょうま)が2位という結果に。昨シーズンから頭角を現したホープ・宇野選手は、世界的洋画家の血を継ぐのだ。

山本富士子氏

山本:最初は存じ上げなかったんですけれど、宇野先生から昌磨くんがお孫さんだとお聞きしましてね。もともと、私はテレビなどで欠かさず観戦するほどフィギュアに魅せられておりましたから、それはもう驚きました。昌磨くんはまだ19歳ですよね。お若いけど、とても艶があるというのかしら。元世界王者の高橋大輔さんに似た男の色気を持っていて。昌磨くんは年を追う毎に力をつけて、次世代を担うすごい選手に成長している。いつも拍手喝采で見ております。

宇野:ありがとうございます。僕が自分の孫のことを口にすれば、なんでも自慢話に聞こえてしまうのが嫌なんですけどね。今度の世界選手権では昌磨と羽生さんとチェンさん。この3人の誰かがちょっとでもミスしたら負けという、三つ巴の争いになるでしょうね。

山本:昌磨くんは動きにメリハリがあって、4回転に果敢に挑んでいく。チャレンジ精神が旺盛なところも好きですね。この間も、すごい点数を出して優勝されましたよね。

宇野:3月12日のプランタン杯ですか。ショートプログラムとフリーの演技で自身初の300点超えを達成しましたが、今後、男子勢は300点を超えた競争に入っていくでしょう。

山本:ところで、先生はメガネをお取りになると、昌磨くんに似ていらっしゃいますね。

宇野:よく皆さんに言われます。最近は特にね。

山本:メガネをかけてらっしゃると感じなかったんですけど、さっきから拝見していたら目のあたりが……。

宇野:絵を教えている生徒さんに「先生も小さい時はお孫さんみたいにかわいかったんですか」って言われますけどね。僕の方がもっとかわいかった(笑)。昌磨も中学生くらいまでは本当にかわいい子だったねぇ。

山本:あら、今もとってもかわいいですよ。

宇野:昌磨がまだ小さい頃、浅田真央さんが、“かわいい子がいる”って声をかけてくれて、フィギュアの道へ進んでいったんですね。

山本:やっぱり、昌磨くんは小さい時からスケートがお好きだったんですか。

宇野:当時、昌磨が住んでいた家が、名古屋の大須にあるスケートリンクの近所でしてね。もともとは、5歳の時からアイスホッケーをやるために通っていたんです。

山本:そうだったんですね。

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