【トクホの大嘘】「魔法の成分」難消化性デキストリンは効き目ゼロだった(下) 脂肪の吸収抑制・排出増加も嘘だらけ

社会週刊新潮 2017年3月30日号掲載

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 難消化性デキストリン(難デキ)は、トクホ全体の約3分の1を占め、様々な効能があるとされる“魔法の成分”である。「からだすこやか茶W」「キリンメッツコーラ」「ペプシスペシャル」「食事と一緒に十六茶W」といった製品に用いられる成分だが、その「糖」への効き目について、一般的な食事をしている限りでは血糖値の上昇は抑制されないことを(上)で述べた。

 もう一方の「脂肪」についてはどうか。いずれの商品でもやはりハンバーグにフライドポテトにマーガリン入りバターロールといった高脂質食を食べさせて実験をしているが、こちらの場合、高脂質食を食べようが日常的な食事をしようが、それとは関係なく、

「難デキには脂肪の吸収を抑制する効果はない。今回、難デキに関するトクホの根拠論文に目を通してみて、それが分かりました」

 と、千葉大学名誉教授の山本啓一氏(生理学・生化学)は断言するのである。

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