「産むの?」発言でお役所を追及するNPOの“正義” 成果アピールのための会見

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寝耳に水の会見

 これまでブラック企業追及で名を馳せてきたPOSSEは今回、「人権侵害事案」と題して会見を開いた。が、当事者の一方である市原市役所に聞くと、

「女性から『初回の面談で嫌な思いをした』と告げられたのは2月9日、一旦帰られたのちNPOの方2人と一緒に来られた時です。こちらは『即答はできないので確認してお答えします』とお約束し、事実を調べたところ、ご指摘の『産むの?』『中絶は……』といった発言自体はございませんでした」(生活福祉課長)

 というのだ。

「ただ、出産に関してご家族のことなどを尋ねたのは事実で、28日には『言葉としてそのような発言はなく、相談員から中絶の話を向けるようなやり取りもしていませんが、お辛い思いをされたのなら申し訳ありません』とお詫びいたしました」(同)

 今回、その経緯が公表されたことについては、

「私どもが謝罪しましたところ、女性は『分かりました。今後はこういうことがないように』とおっしゃり、その場は終わりました。以後はNPOの方とのやり取りはなく、ご本人と手続きを進めています。あらためて相談者への対応には細心の注意を払って業務を行おうと、職場で再確認していたところに、会見の報道が出たものでして……」(同)

 寝耳に水で、蒸し返されてしまったわけだ。

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