第2の森友疑惑 37億円公有地がタダになった「安倍夫妻」親密の学園

政治週刊新潮 2017年3月16日号掲載

  • 共有
  • ブックマーク

加計孝太郎理事長(加計学園公式HPより)

 愛媛県今治市を舞台に、「第2の森友学園疑惑」が持ち上がった。安倍総理から“腹心の友”と呼ばれた理事長率いる学校法人が、約37億円相当の公有地をタダで手に入れていたのである。長期政権を担うわが国の宰相に直結する大疑獄が、飛び出しそうな雰囲気なのだ。

 ***

 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)は、全国で幼稚園から大学までを運営する一大教育コンツェルンだ。

 問題なのは、そのうちの一つ、岡山理科大が獣医学部を新設するにあたり、今治市議会が3月3日に可決した補正予算案の中身。16・8ヘクタールという広大な公有地を無償譲渡し、なおかつ、2023年までの総事業費192億円の半分、96億円を補助金として負担するというものだった。

 地元選出の国会議員も疑念を抱く。

「そもそも、獣医師は過剰になっているため、学部新設には獣医師会や獣医師問題議員連盟も反対でした。なのに、突然、国家戦略特区として、今治市への誘致がトントン拍子に決まった。しかし、今治市は900億円もの借金を抱える財政難で、加計学園の世話をする余裕はありません。議連会長を務める麻生財務相も反対していたのだから、それよりもエラい政治家でないと覆せないはずです」

 国家戦略特区諮問会議の議長を務めるのは安倍総理その人だが、加計学園の加計孝太郎理事長とは米国留学中に知り合い、40年来の旧友だという。

 実際、安倍総理は2014年、加計学園が運営する大学の式典に招かれると、“どんな時も心の奥で繋がっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友だ”などと挨拶していた。

 首相動静などを見ても、度々夕食を共にしていたり、ゴルフに興じたりと、その親密さは際立っている。

次ページ:■「面倒を見ている」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]