SMAP解散の忘年会、事務所からの“中止勧告”で直前に店変更 堺正章プロデュースの焼肉店に

芸能週刊新潮 2017年1月12日号掲載

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 解散を迎えた昨年の大晦日。SMAPが選んだのはキムタク抜きの忘年会だった。会場は堺正章がプロデュースする焼肉店。「芸能界のドン」の影が見え隠れするこの選択は、所属事務所との対立も辞さずという覚悟を鮮明にするもので、叛逆ののろしでもある。

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 NHKで紅白歌合戦が始まる少し前。正確には、2016年12月31日午後7時のことである。

 NHKホールから数キロ離れた港区・六本木。「東京ミッドタウン」のその焼肉店でも、今年を去年にする準備が始まっていた。

 発酵飼料で育てられた沖縄県産黒毛和牛の上質な肉のなかでも、「リブマキ」など希少な部位を提供するこの店は、タレント・堺正章のプロデュースで知られている。

 照明をぐっと落としたレンガ造りの2階建てに安っぽさはない。150席に近い規模ではあるが、ささっと階段をあがってしまえば大小8つの個室が設えられていて顔はさしにくい。お忍びには打ってつけのたたずまいだ。

 SMAPが解散するこの日この場所で、木村拓哉(44)を除くメンバー、すなわち中居正広(44)、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、そして香取慎吾(39)の4人が忘年会を開くことになっていた。

■店は直前に決定

木村拓哉

「4人集まって『忘年会』をやるというのは、12月の半ばくらいの時期にほぼ固まっていました」

 と、メンバーをよく知るジャニーズ事務所関係者のひとり。しかしながら、

「話が表に出てしまうと、これを快く思わない事務所に潰されてしまう。だから、誰にも明かさず、店も直前に決めるということになっていたのです」

 そんななか、潜行する企みにちょっとしたものが入りこんできた。

〈決断!! SMAP紅白出ない〉

 日刊スポーツが1面でライバルを出し抜くのが12月23日のこと。

 翌日、他紙が後追いをする一方でサンケイスポーツのみが、

「大晦日、木村以外の4人だけで都内において『慰労会』を行なう」

 旨を報じている。

「サンスポの担当記者がジャニーズ事務所の幹部に“日刊だけに抜かせるなんてひどいじゃないですか”と詰め寄ったのです。言うまでもないでしょうが、スポーツ紙と大手芸能プロは一蓮托生ですからね。結果として、サンスポ一紙が『解散の宴』の予定を報じることになったわけですが、彼らに絶対の確信があったわけではない。ただ、全員そろっての会でないなら、分断とか分裂をイメージさせるでしょ。ジャニーズとしては、サンスポに書いてもらって、彼らの決意が鈍るなら渡りに船というわけです」(前出・関係者)

 事務所の狙いとは裏腹に、記事の真意を誰よりも知る4人の心に火がついた。

 更に28日、

〈木村を除く4人が大みそかに集まって慰労会を開くとも伝えられたが、複数の関係者が強く否定している〉

 と日刊が伝えたことも、メディアに対する目くらましとしては僥倖だった。

■「中止勧告」

 そして迎えた当日。別の事務所関係者によると、

「虎ノ門のホテルのなかにある洋食店にメンバーの1人が本名で予約を入れました。でも、直後に事務所側に漏れちゃって、『中止勧告』。けれど彼らは諦めることができなかった。そこで今度は別の店を押さえたというわけです」

 紆余曲折を経て辿りついたこの場所こそ、前述の焼肉店であり、本誌(「週刊新潮」)がメンバーの足あとを追って行く道の先に到達したところである。

「あそこは堺さんのプロデュースを掲げているでしょ。その点から明らかなように、彼が所属する系列事務所のトップである田邊さんが知らない店ではありませんよ」(同)

 田邊さんとは堺雅人や夏目三久らを抱える田辺エージェンシー・田邊昭知社長(78)のことを指す。この斯界のドンが後ろ盾となって、SMAPは5人で円満に独立するという流れで話は進んでいた。にもかかわらず木村が翻意してご破算となる。彼の意思が4人に伝わったのは15年の紅白歌合戦の本番直前だったことについては本誌にて既報のとおりだ。解散のその日、よりにもよってドンの息のかかった店でサヨナラ会をする――。芸能界の空気を少しでも吸った経験があるなら、これを偶然のことと断じる神経は持ちえないはずだ。

特集「『ジャニーズ事務所』と対立覚悟 キムタク抜きの忘年会は『堺正章』プロデュースの焼肉店 さらば『SMAP』大晦日の叛逆」より