麻薬蔓延、武器横流し…「北方4島」共同経済活動の難しすぎる大前提

国際週刊新潮 2016年12月29日・2017年1月5日新年特大号掲載

 ウラジーミルの口からは返還の“へ”の字も出なかった今回の首脳会談。そんな中“唯一の成果”と目されているのが、北方4島に日本企業も進出できるようになる、共同経済活動案だ。ただし実現には、乗り越えるには難しすぎる“大前提”が存在している。

 ***

 約1万7000人のロシア人が居住する北方4島の治安状態は現在、悪化の一途を辿っている。

 ロシア極東事情に詳しいジャーナリストが言う。

「ウラジオストクから運ばれてくる麻薬が蔓延しています。ロシア本土より監視の目が緩いことから格好の取引場所となっており、密売人たちに重宝がられているためです。

...

記事全文を読む