“タフネゴシエイター”田中角栄 機密解除文書から読み解くその姿

政治週刊新潮 2016年11月17日号掲載

■タフネゴシエイター「田中角栄」の残像(上)

 日本は「経済一流、外交三流」とよく言われる。もっとも、近ごろ再評価の動きのある田中角栄は首相時代、「タフネゴシエイター」と評された。ジャーナリストの徳本栄一郎氏が、独自に入手した米国や英国の機密解除文書を読み解き、田中外交の「光と影」に迫る。

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 新潟県柏崎市の西山町は山間に位置する静かな土地で、その小高い丘の上に田中角榮記念館はある。地元出身の田中角栄元首相の生前の写真や遺墨、愛用した品が展示され、死後二三年を経た今でも故郷の人々に敬愛されているのが伝わる。

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