田中角栄逮捕から40年 初めて語られる「ロッキード事件」の発火点――徳本栄一郎(ジャーナリスト)

政治週刊新潮 2016年8月11・18日夏季特大号掲載

 田中角栄元首相の功罪を語る際、戦後最大の疑獄事件「ロッキード事件」は、避けて通れない出来事である。7月27日で、彼が逮捕されてから丸40年が経った。事件の端緒を掴んだのは米上院外交委員会の通称チャーチ委員会。その元調査員が当時の秘話を初めて語る。

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 アイダホ州の州都ボイシはサンフランシスコから飛行機で約一時間半、米国北西部の平野に開けた街である。人口は二〇万人強だが、ニューヨークのような大都市と違って豊かな自然に恵まれ落ち着いた空気が漂う。

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