続く「反トランプ」デモ、仕掛け人はジョージ・ソロス?

国際週刊新潮 2016年11月24日号掲載

 全米で「反トランプ」デモが猛威を振るうなか、

〈このデモが自然に発生したものか、疑問視する声が聞こえ始めている――〉

 そう報じたのは米大手放送局「フォックス」だ。

ロンドンのアメリカ大使館前で行われたトランプ氏に対するデモ

 デモの参加者は「大型バスで動員」され、「フルタイムの活動家を募る求人広告」まで存在するという。しかも、そのスポンサーとして名指しされるのは、御年86歳の世界的投資家、ジョージ・ソロスなのだ。

 シグマ・キャピタルの田代秀敏チーフエコノミストによると、

「ソロスと言えば92年の“ポンド危機”です。当時、イギリスはユーロへの移行に備えて固定相場制を採用していたのですが、ソロスはそこで大量のポンドを売り浴びせた。結果、ポンドは急落し、イギリスはユーロ参加への道を断念します」

 資産総額が249億ドル(約2兆7000億円)に上る「イングランド銀行を潰した男」の前では、37億ドル(約4000億円)のトランプも霞む。また、リベラル派として知られるソロスは、今回の大統領選でもヒラリーに600万ドルを献金している。しかも、

「ソロスはハンガリー移民ながらウォール街で成功を収めた、グローバリゼーションの時代を象徴する人物です。そんな彼が移民排斥を標榜するトランプを嫌悪するのは想像に難くない。反トランプデモには食事に加え、仮設トイレまで用意されている。“抗議活動を資金面で支えているのはソロスだ”とアメリカの内外で公然の秘密のように語られています」(同)

“金持ちケンカせず”では済みそうにない。

特集「差別と憎悪の渦から生まれた『トランプ大統領』25の疑問」より