明石家さんま、NHKで初の冠 「紅白」前振り音楽番組

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 NHKで明石家さんま。しかも音楽番組、タイトルは「第1回明石家紅白!」。放送は11月24日(19時半〜)という。さんま師匠がNHKに出るのは、特別出演を除くと、1985年の朝ドラ「澪つくし」以来なんだとか。だから冠番組も初のこと。音楽番組というのも珍しいけれど……。

NHKで初の冠番組

「30年前になりますが、日テレで『メリー・クリスマス・ショー』という特番の司会をやったのがさんまさんでした。桑田佳祐やユーミン、BOØWY、忌野清志郎など錚々たるミュージシャンが集った番組です。おそらく、68年にローリング・ストーンズがジョン・レノンやザ・フーなどに声をかけ制作した『ロックンロール・サーカス』という伝説的な作品を狙ったのでしょう」(芸能記者)

「明石家紅白」のゲストは、いきものがかり、泉谷しげる、欅坂46、ピコ太郎、槇原敬之、八代亜紀、リトル・グリー・モンスターの7組のみという。伝説にはならなそうである。

「11月末と言えば、例年なら『紅白』出場歌手を発表する頃です。その時期に合わせた前振りの番組ということでしょうけど、何をやりたいのか分からない」

 と首をひねるのは音楽評論家の富澤一誠氏である。

「前回は1部2部それぞれで視聴率40%を割った紅白ですが、この程度で話題になるとも思えません。せっかく、さんまさんを使うのなら、『朝まで生テレビ!』風に紅白の問題点でもしゃべりまくればいいのに」

 今年の紅白は見所なし、なんて結論になるかも。

週刊新潮 2016年11月17日号掲載

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