フリーになったカトパン NHK有働アナへの憧れを明かす

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 この春フジテレビを退社したカトパンこと加藤綾子アナウンサー(31)が7月7日発売の「日経ウーマン」でインタビューに答えた。

 インタビューでは加藤さんの「教養習慣」が明かされた。新聞やスポーツ紙、ウェブニュースを欠かさずチェックしていると明かしたが、興味深いのが一冊だけ本を取り上げていることだ。その一冊とはNHKのアナウンサー有働由美子さんの著書『ウドウロク』(新潮社)だ。加藤さんは『ウドウロク』を何度も読み返したと書いており、「この感情をこういう言葉で表現するんだ、などと言葉の選び方を学ぶ上でも参考になりました」と語っている。

 加藤さんはフリー転身後初のバラエティー番組に出演した際に、「有働由美子さんに最強に嫉妬した」と明かしたことでも話題となった。加藤さんは有働さんの恥ずかしいことでも魅力に変えてしまう逞しさや、ニュースも読める、紅白も仕切れる、ことなどをあげ、有働さんが最強の女子アナであると嫉妬の理由を語っていた。

 有働さんは『ウドウロク』のなかで、“ワキ汗騒動”について「“わき汗の” アナウンサーという、ちょっとイタい、かわいそうな形容に耐えている感じが好感を持ってとらえられるらしく、放送でちょっとくらいクロいことを述べても、苦情がこなくなった。それに乗じて、結構な毒を吐いている」と述べている。恥ずかしい騒動でもプラスに変えてしまう有働さんに、加藤さんが憧れるのもよくわかる。

 また加藤さんが参考にしたという言葉の使い方についても『ウドウロク』担当編集者の笠井麻衣さんは「加藤アナが参考にしたという言葉の使い方、表現の仕方で言うと、本書は女子アナのエッセイ本の中ではかなり珍しい、本当に自分ですべて書いている本だと思います。言葉の使い方や語尾の表現などにもこだわっていて、ゲラの段階でも何度も書き直していました」と、有働さんの言葉への強いこだわりを明かした。

デイリー新潮編集部

2016年7月8日掲載

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